日本ではこの30年でサッカー人気がかなり高まっていますよね。
Jリーグの効果も大きいですが、日本代表の活躍や欧州で活躍する日本人選手の影響がとても大きいといえます。
サッカーを習っている小学生の中にも、「将来はプロサッカー選手になる」といって毎日サッカーの練習に取り組んでいる子もいるはずです。
日本では一体どれくらいの確率でプロサッカー選手になれるのでしょうか?
また、プロサッカー選手になるルートはどういったものがあるのでしょうか?
この記事では、そんな「プロサッカー選手になれる確率とそのルートとは」について解説していきたいと思います。
プロサッカー選手になれる確率
日本のサッカー人口(競技人口)は約75万人となっていて、プロサッカー選手は約1700人程度であることから、プロサッカー選手になれる確率は約0.2%ということにあります。
この「0.2%」という確率を目にしてしまうと、「子どもに諦めるように言った方が良いかな」と思ってしまうかもしれません。
しかし、実際にはプロを目指す人の人数はそれほど多くないため、クラブで上位の選手や学校で上位の選手となれればその確率は大幅に高まります。
プロサッカー選手になるためのルート
それでは、ここからは「プロサッカー選手になるためのルート」を具体的に挙げていきましょう。
①Jリーグの下部組織を経てプロになる
日本にはJ1、J2、J3というプロのカテゴリーがありますが、各クラブには下部組織があります。
小学生年代の「ジュニア」、中学生年代の「ジュニアユース」、高校生年代の「ユース」です。
狭き門ではありますが、セレクションに合格し下部組織を順調に上がっていき、プロになるという方法があります。
現日本代表選手でいえば、冨安健洋選手や遠藤航選手、久保建英選手、田中碧選手板倉滉選手などがこのルートに該当します。
②中学や高校のサッカー部で活躍しプロになる
小学生時代のサッカースクールや地域のサッカークラブを経て、中学校のサッカー部に入部し、そのまま高校のサッカー部に入り全国大会で活躍することでプロクラブからスカウトされる方法です。
近年では高校生年代で「U-18サッカープレミアリーグ」が行われていて、全国の強豪校同士が数多く対戦しています。
レベルが非常に高いため、学校の部活であっても強豪校ならば十分にプロを目指せるといえるでしょう。
伊東純也選手や上田綺世選手、前田大然選手、守田英正選手、鎌田大地選手などがこのルートに該当します。
③複合型や海外の下部組織からプロになるケースも
プロサッカー選手になるには、「このルートでなくてはならない」といったものはありません。
例えば中学校はJ下部のジュニアユースに所属していたものの、ユースには昇格できず高校のサッカー部に入部し、そこで活躍しプロになる選手もいます。(中村俊輔氏や本田圭佑氏がこのルート)
さらに近年では、10歳~15歳くらいまでに海外のプロクラブにサッカー留学し、そのままプロとしてのキャリアをスタートさせる選手もいます。(中井卓大選手など)
まとめ
今回は、「プロサッカー選手になれる確率とそのルートとは」について解説してきました。
小学生の中には、将来本気でプロサッカー選手になりたいと思っている子もいるはずです。
もしも自身の子どもがそうした夢を持っているならば、ぜひ全力で応援してあげましょう。
もしも努力と才能と運があれば、いつしか夢が現実的な目標に変わるはずです。
そうした時には、今回ご紹介したプロへのルートをぜひ参考にしてください。
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