何十年も習い事の上位となっている「水泳」ですが、水が怖かったり泳げなくて楽しくなかったりして意外とすぐに辞めてしまう子も多いものです。
しかし、親御さんの工夫次第ではその確率を大幅に下げることも可能です。
その方法は、「スクールに入れる前に水泳の楽しさを体験させる」というものです。
この記事では、そんな子どもをスクールに入れる前に体験させたい「水泳の楽しさ」について解説していきたいと思います。
水泳の楽しさとは
水泳は、その他のスポーツと明らかに違いますよね。
サッカーやバスケット、野球、バレーボールといった球技であれば「ボール」を扱うといった点が共通していますし、剣道や柔道などであれば武道という点で共通します。
水泳は多くのスポーツとは違い、「水の中で動く」という特性があります。
それでは、水泳にどのような楽しさがあるのか具体的に挙げていきましょう。
①水に浮く「浮遊感」が楽しい
水が怖い人は例外ですが、多くの人は海やプールに入ることでテンションが上がりますよね。
子どもだけでなく大人も水に体を浸けることに楽しさを感じるものです。
特に体が浮く「浮遊感」に楽しさを感じる人は多いはずです。
子どもの場合は特に浮遊感に新鮮さを感じるため、スクールに通わせる前に海やプールに遊びに行って楽しませることで興味を強めるはずです。
クロールや平泳ぎなどを徐々に習得すると、浮遊感だけでなく「推進する感覚」も味わえるようになります。
自分がまるで魚やイルカになった感覚になれるので、「もっと泳ぎが上手になりたい」と自然に思えるのです。
②自分の成長が感じられる
サッカーや野球、バスケットといったスポーツでも自身の成長は実感できますが、チームスポーツゆえに結果という部分ではわかりにくいといえます。
しかし、水泳の場合は、基本的には個人競技であるため、「タイム」によって自身の成長が一目でわかります。
小学生年代であれば、スクールのコーチにしっかりと教わりながら努力をすることでタイムを徐々に伸ばすことが可能です。
子どもによっては毎月のように自己新記録を更新するケースもあります。
成長を実感できる機会が多いので、自己肯定感を高めることに繋がり、泳ぎの上手さだけでなく人間的な成長も期待できるのです。
最初からスクールに通わせずにまずは親子で楽しもう
前述した通り、いきなりスクールに通わせようとしても水への恐怖心や泳げない辛さによって辞めてしまう子どもは多いものです。
そのため、まずは親子で市民プールやプールのあるスポットに遊びに行くことをおすすめします。
クロールや平泳ぎを練習させるのではなく、まずは「水の中の楽しさ」を感じてもらうのです。
現代では、冬であっても温水プールで営業している所も数多く存在します。
そうした施設を利用することで、1年中いつでもプールで楽しむことができます。
水への恐怖心がある子どもであれば、浮き輪などを使用し親が傍に付きながら浮遊感の楽しさを存分に感じてもらいましょう。
「プール楽しい」と感じてくれたならば、徐々に「泳げるようになりたい」といった願望が芽生えてくることでしょう。
このタイミングでスクールに通わせることができれば、辞めずに継続できるはずです。
まとめ
今回は、子どもをスクールに入れる前に体験させたい「水泳の楽しさ」について解説してきました。
水泳はその浮遊感や推進する楽しさ、自分の成長が感じられるといった良さがあります。
水に対する恐怖心がそれほどないのであれば、ぜひ我が子に水泳を習わせてみてはいかがでしょうか?
また、多少恐怖心があったとしても、市民プールなどで浮き輪を使い親御さんが傍について遊ばせることで徐々に恐怖心もなくなるはずですよ。
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