小学生年代のサッカーは8人制と人数が少ないので、試合に出るのも意外と大変ですよね。(人数の多いクラブだとベンチスタートというケースも多い)
そして、いざ試合に出れたとしても、上手な子たちがボールを持つ時間がどうしても増えるので、「結局あまりボールを持ってプレー出来なかった」なんてこともあるはずです。
結論から先に言うと、「マークの外し方」を習得するだけで、劇的にボールを持てる時間が多くなります。
この記事では、そんな試合中にたくさんボールに関わるために習得したい「マークの外し方」について解説していきたいと思います。
サッカーにおける効果的なマークの外し方
サッカーの試合でボールをもらう時、「ヘイ!」と声を掛けたり、手で「ここにパス出して」とジェスチャーしたりしますよね。
しかし、ディフェンスのプレッシャーが激しいとパスが来なかったり、パスが来てもすぐに相手からプレッシャーを掛けられてボールを取られてしまいます。
そのため、上手にマークを外す動きを行わなければボールを持って前に向くことはできません。
具体的には、以下のような動きがおすすめです。
①近くにいる敵の斜め後ろに立つ
人間の視野は直接視野であれば90度~120度くらいはありますし、間接視野を含めれば180度程度あります。
さらに左右に軽く首を振れば斜め後ろもなんとなくは確認できます。
しかし、基本的には視線はボールに集中するため、斜め後ろに立っていると「マークされているように見えてフリーに動ける時間」が生まれるのです。
マークしている敵が首を振って斜め後ろにいる自分を視野に捉えている時には動かず、視野がボールに向いた瞬間にボールを受ける動きを始めるのです。
たったこれだけで、劇的にボールに障れる時間が増えるはずです。
「斜め後ろに立つことが難しい」と感じるならば、それは「ボールをもらう気」で立ってしまっているからです。
「今はボールをもらいにいく気はないよ」といった仕草(あえて動きを少なくする)でさりげなく相手の斜め後方に移動することで、前述したマークを外す動きがしやすくなるのです。
②フェイントを入れる
マークを外す動きは、左右でもできますし、前後でも可能です。
左右で説明すると、まずは右に移動しながら右足でボールを受けたいという意思表示をします。
この時、全力でフリーになろうとするのではなく、あえて相手DFが付いてこれるスピードでマークを動かします。
パスの出し手が目線を上げてパスが出せる状態であることを確認したら、瞬間的に左にスプリントして左側でボールを受けるのです。
相手DFの重心が右側に残っている状態で自分が左にスプリントするので、余程素晴らしい能力を持ったDFでない限りは数メートルマークを剥がすことが可能となるはずです。
右→左だけでなく、左→右でも同様ですし、前→後、後→前でも同様です。
逆側への動きを囮にできれば、本来受けたい場所でフリーでボールを持つことが可能となり、大きなチャンスを作れるようになるのです。
実際に日本代表の三笘薫選手は、WGというポジションであるがゆえに、裏に抜ける動き(スルーパスを呼び込む動き)を囮にして足元でボールをもらえるように常に動き続けています。
まとめ
今回は、試合中にたくさんボールに関わるために習得したい「マークの外し方」について解説してきました。
相手のマークを外してからボールをもらう動きを身につけなければ、なかなか試合中に活躍することはできません。
ここで挙げた2つのテクニックを身につけることで、これまでよりも多くボールに触れることができるはずです。
ぜひ普段の練習からこれらの動きを意識してみましょう。
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