現状を分析したり問題を解決したりするのに役立つ「論理的思考力」。最近では、スポーツでも注目されるようになってきています。
今回は、スポーツに絶対必要な、論理的思考力を鍛えるトレーニング方法についてご説明していきます。
論理的思考力とその必要性とは

「ロジカルシンキング」とも呼ばれる論理的思考力とは、物事を体系的に捉えて筋道を立てて考える力のことです。
最近では、スポーツに論理的思考力を求められることが多くなってきています。
スポーツのトレーニングを「なんとなく」やっているよりは、その根拠を知ったうえで練習をした方が高い効果を得られることは想像に難くないでしょう。
プロの世界でも、海外の手法をいち早く取り入れたサッカーを筆頭に、論理的、科学的なアプローチが定着してきているのです。
論理的思考力を鍛えるトレーニング方法

論理的思考力は、一朝一夕に身につくものではありません。しかし、ご家庭でのトレーニングによって、楽しみながら身につけさせることができます。
方法① 「どうして?」と質問する
お子さんに対して、常に「どうして?」と聞くようにしましょう。
「なぜ?(Why)」を中心にしながら、「いつ?(When)」「どこ?(Where)」「だれ?(Who)」「何?(What)」「どのように?(How)」の5W1Hを意識した質問を行います。
しかし、質問されているだけだと、お子さまもイヤな気持ちになってしまいます。
お子さまからも質問してもらい、保護者の方も答えてあげるようにしましょう。
方法② 結論から話すように促す
お子さんが話す際には、結論を先に言うように促してあげましょう。その後に、理由や根拠を話してもらいます。
お子様が話し始めたら、「それでどうなったの?」「それでどう思ったの?」と聞いてあげます。その際には、トレーニング方法①にあったように、5W1Hを意識した質問も行うようにしましょう。
方法③ 軌道修正してあげる
とくに小さなお子さんの場合、話している内容は、あっちに行ったりこっちに行ったりします。
すると、話が長いのに何を言っているのかが分からないという状態になってしまいます。
脱線しそうになったら上手に導いてあげ、筋道を立てて話せるようにしてあげましょう。
お子さんが論理的思考力を身につけるためには、日々のトレーニングが必要です。
保護者の方自身もこのようなポイントを意識した会話を行い、お子さんの論理的思考力を鍛えてあげましょう
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