近年はサッカー人気が非常に高いですが、バスケットボールの注目度も高まっていますよね。
バスケ男子日本代表は「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」でアジア1位の成績を収め、見事パリオリンピックの出場権を獲得しています。
小学生でバスケット(ミニバス)を始める人も増えていますが、バスケは怪我の多いスポーツとしても知られているため、保護者の方々は我が子が怪我をしないか心配になりますよね。
そこでこの記事では、そんな「小学生のミニバスで起こりやすい怪我とその予防法」について解説していきたいと思います。
小学生のミニバスで起こりやすい怪我と予防法、対処法
それではまず、ミニバスをプレーすることで起こりやすい怪我を具体的に挙げていきましょう。
予防法も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
①突き指
ミニバスは足でボールを扱うサッカーとは違い、手でボールを扱うスポーツであるがゆえに、「突き指」の怪我が多くなります。
シュートは山なりでスピードも速くありませんが、パススピードは非常に速く、ボール自体が他の球技よりも重たいため突き指しやすいのです。
さらにドリブル時にハンドリングを誤り突き指してしまうケースも多いです。
もしも突き指をしてしまったら、すぐに患部を冷やしましょう。
患部は動かさず、テーピングを軽く巻き心臓より高い位置に持ってきます。(「RICE処置」といわれる処置法)
ちなみに、突き指をした際に、「強めの突き指」だと自己判断してしまうのは危険です。
なかなか腫れが引かず、数日後に病院を受診してみたら骨折していたり腱を負傷していたなんていうケースもあります。
軽度の突き指であれば様子見でも構いませんが、中程度以上の突き指だった場合には念のためにRICE法を行った後病院を受診するようにしましょう。
予防法としては、「爪を短く切る」「練習や試合前に指のストレッチを行う」「テーピングを巻いてプレーする」といった方法が挙げられます。
②捻挫
突き指と同じくらい起きやすい怪我が、「捻挫」です。
ミニバスはジャンプをする機会が非常に多いスポーツであるがゆえに、着地時に足首を捻ってしまうことが多いのです。
ジャンプだけでなくドリブルやディフェンス時に切り返す際に足首をひねるケースも多いです。
捻挫の場合も、基本的には、「RICE処置」といわれる処置法を行います。
応急処置が終わったら、なるべく早く医療機関を受診しましょう。
予防法としては、足のサイズに合ったバッシュを履くことや、足首のストレッチ、テーピングなどが有効です。
③オスグッド
成長期の子どもに多い怪我の1つが「オスグッド」です。
正確には怪我ではなく「障害」なのですが、ここでは怪我として解説します。
オスグッドは、サッカーやバスケットといったストップ&ダッシュやジャンプを繰り返すスポーツに多い怪我です。
ひざ下に痛みを感じたならば、オスグッドである可能性が高いため、激しい運動は一定期間避けた方が良いでしょう。
基本的には激しい運動をしなければ症状が悪化することはないので、チーム練習や試合には一定期間出ないようにすべきです。
もしも「ミニバスの練習がしたい」というならば、ダッシュやジャンプを行わない練習のみ参加させるようにしましょう。
予防法としては、「もも(ハムストリングではなく前のもも)」のストレッチを行うことです。
練習前に前もものストレッチを行うだけでも、オスグッドの予防効果が期待できます。
まとめ
今回は、「小学生のミニバスで起こりやすい怪我とその予防法、対処法」について解説してきました。
ミニバスはとても激しいスポーツの1つなので、必然的に怪我も多くなります。
親御さんは「怪我が多いスポーツだから仕方ない」と思うのではなく、ぜひ我が子に怪我の予防を徹底させてあげましょう。
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