以前にもミニバスでアウトサイドシュートの成功率をあげる方法を解説しましたが、今回は別の視点で解説してみましょう。
一度股関節あたりまでボールを下げる「ディップ」やシュートを高く上げて入射角をつける、近い位置から徐々に距離を広げていくといった方法もアウトサイドシュートには非常に重要ですが、「左手の使い方(ガイドハンド)」も同様にとても重要です。
この記事では、そんな「小学生のミニバスのシュート成功率を上げる方法」について詳しく解説していきたいと思います。
「左手を添えるだけ」は小学生には向かないシュートの方法
説明不要の超人気漫画『スラムダンク』で、「左手は添えるだけ」という名言がありますよね。
あまりにも有名なセリフであるため、ミニバスを始める際に親や指導者から「左手は添えるだけ」と教わる子どもも多いかもしれません。
しかし、実際には手の小さな小学生にはこのシュートの打ち方は向かないのです。
左手を添えるだけでシュートを高確率で決められるのは、片手でボールを掴めるくらい手が大きい人のみです。
それ以外の人の場合は、右手でボールを支えきれないため、シュート精度が低くなってしまいます。
つまり、左手は添えるだけでなく、しっかりとボールを支えるようにしなければならないのです。
具体的な左手の使い方
それでは、左手をどのように使えばシュートの精度を上げることができるのかを説明しましょう。
実際にNBAやBリーグの選手たちの左手に注目すると、ボールのわきに添えるのではなく、「ボールの左上に左の手の平を乗せるような状態」でシュートを放っていることが分かります。
下と上からボールに触れているため、非常に安定しやすくなります。
シュートを放つ瞬間には、当然のことながら左手を離します。
ごみ箱の蓋を足のペダルを踏んで「パカッ」と開くようなイメージで左手を離すと、シュートの瞬間にボールに左手の圧力がかからずまっすぐに飛ばすことができます。
手を離す瞬間が遅かったり、左手の親指を押し出すようにしてしまうと、高精度のシュートにならないため気をつけましょう。(ちなみに手を離すタイミングが早すぎると、ボールが安定せずシュート精度も下がる)
ボールの回転を意識して投げることで精度は上がっていく
前述したような左手の使い方(ボールの左上に左手を乗せて安定させる)をすることで、ボールの安定性はかなりUPするはずです。
シュートを打った際は、バスケットボールにバックスピンがかかればOKとなるため、この左手の打ち方でシュートを打つことでどれほどスピンが安定するかを確かめましょう。
安価なバスケットボールでも良いので、縦に太いラインが入っているものを1つ購入してみましょう。(なければマジックなどで太くラインをかいてしまってもOK)
シュートを打った時に、左右に狂うこともなくバックスピンでラインがキレイに回転しているならば、理想的なシュートであるといえます。
目視で見ても良いですし、シュートの後方から誰かにスマホを撮影してもらうのもおすすめです。
左手を離すタイミングが違っていたり、左手を添えるだけでシュートを打っていたりするならば、きっと綺麗なバックスピンはかからないはずです。
まとめ
今回は、「小学生のミニバスのシュート成功率を上げる方法」について解説してきました。
「左手は添えるだけ」でシュートを打つ方法は、あまりシュート成功率は高まりません。
ミニバスを始める子どもやすでにミニバスを行っているけどなかなかアウトサイドシュートが入らないという子どもは、ぜひここで挙げた左手の使い方を実践してみましょう。
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