スポーツに怪我はつきものですが、各スポーツで起こりやすい怪我というものがあります。
野球における「マメ」も、そんな起こりやすい怪我の1つだといえるでしょう。
怪我の程度としてはそれほどひどくはありませんが、ボールやバットに触れる部分にマメができるため、プレーの質が著しく下がってしまうリスクがあるのです。
実際に少年野球でも、手にマメができてしまう(そのマメが潰れてしまう)ケースがとても多いといえます。
そこでこの記事では、そんな「少年野球でマメを作らないために有効な対策」について解説していきたいと思います。
野球でマメができる理由と箇所
野球というスポーツでは、通常にプレーしているだけで頻繁にマメができてしまいます。
その理由としては、野球の特性上「同じ箇所に強い負荷がかかるから」です。
バットを振り続けると、小指と薬指、中指の第2関節あたりにマメができる可能性が高まります。
また、指の付け根部分にもマメができることもあります。
もしもバッティングで人差し指や親指にマメができる場合は、グリップの握り方があまり良くない証拠であるため、監督やコーチに指導してもらいただし握り方を覚えましょう。
投手をしている選手の場合は、指先にマメができることが非常に多いといえます。
ストレートを投げるにしても変化球を投げるにしても、指先に引っ掛けるようにしてボールを投げるため、どうしても指先への負担が大きくなるのです。
小学生の投手の場合、1日最大70球が限度と決まっていて、2日連続であればトータル数を105球以内、3日連続の場合は1日35球、4日連続の投球は禁止となっているため、マメのできにくい環境とはなっていますが、それでも1球ごとに最高のボールを投げようとすれば、指先にマメができてしまうこともあります。
少年野球でマメを作らないために有効な対策
それでは、ここからはマメを作らないようにするための対策を具体的に挙げていきましょう。
①腕だけで投打しない
打者の場合、グリップを力強く握って全力で振る子どももいますが、これではすぐにマメができてしまいます。
球を遠くに飛ばすなら、むしろグリップは力を入れずに握り、インパクトの瞬間だけ力を入れる方が良いといえます。
さらに腕だけでなく下半身を連動したスイングを心掛ければ、手の平や指に大きな負担がかかりません。
投手の場合も同様です。
上半身に力が入り、腕に数秒間力を入れてしまえばマメができやすくなります。
バッティングと同様に下半身と連動した動きを習得することで、指への負担を最小限に抑えることができるのです。
②バッティング用手袋をつける
バッティングでよくマメができる子どもは、「バッティンググローブを使う」という選択肢も有効です。
グローブをはめることでマメになっていしまう箇所への負担を軽減させることができます。
また、見た目もカッコいいので子どもも喜んで付けるようになり、より野球を好きになってくれるといった効果も期待できます。
まとめ
今回は、「少年野球でマメを作らないために有効な対策」について解説してきました。
野球はバッティングでもピッチングでも指にマメができやすいスポーツです。
一度マメができてしまうと、プレー自体が難しくなります。(潰れてしまうと投げたり打ったりすることができなくなる)
そのため、事前に対策を講じておくことが重要であるといえます。
ぜひここで挙げた「腕だけで投打しない」「バッティング用手袋をつける」といった対策を実践して、マメを悪化させずに野球を楽しめるようにしていきましょう。
コメント