地域によっては小学生年代でもチームがありますし、中学生年代以降はより身近なスポーツとなる「ラグビー」ですが、もしもこれからお子さんが始めるならば、「パスの種類」を知っておくべきでしょう。
なぜならば、その他の手でボールを扱うスポーツとは違い、ラグビーボールはボールの形状が特殊であり、パスを出すのもコツを習得しなければならないからです。
この記事では、そんなラグビーを始める小学生、中学生が知っておくべき「パスの種類」について解説していきたいと思います。
ラグビーのパスの種類
それでは、実際にラグビーをする上で知っておくべきパスの種類を挙げていきましょう。
①スクリューパス
スクリューパスは、ラグビーをプレーする上で絶対に必要なパスの種類です。
その名の通りボールをスクリューさせることで風の抵抗を極力減らし、速く遠くにパスをすることができます。
基本的には、ボールを出す方とは逆の手が主軸になります。
5本の指でボールの下側を支えるように持ち、反対の手は添えるように持ちます。
腕をしっかりと後ろに引き、投げる瞬間に手首をスナップさせてスクリューさせます。
最初のうちは早く遠くに投げることは意識せず、回転させることにフォーカスして練習すると良いでしょう。
②ストレートパス
ストレートパスは、比較的近くにいる味方に出すパスの種類です。
両手でボールを持ち、パスを出す方の手で押し出すようにパスを出しますが、スクリューパスとは違い回転を掛けることはしません。
こちらも投げる瞬間にスナップを利かすことで勢いのあるストレートパスが出せるようになります。
③オフロードパス
オフロードパスは、敵選手にタックルを仕掛けられている場面で出すパスの種類です。
タックルを受けている状態からパスを出すので、成功すればチャンスが広がるパスとして知られていますが、体勢が崩れた状態でパスを出すため失敗する確率が高いといったデメリットがあります。
パス自体のスキルは難しくありませんが、「タックルを仕掛けられている状態でパスを出せるようにするスキル」が必要不可欠となります。
そのためには、「両足タックルを受けないこと」が重要です。
タックルを受けそうになった瞬間に半身だけ左右どちらかにズレて片足だけにタックルを受けるようにします。
その後相手選手の後方のスペースに体を持っていき、味方の走り込みに合わせてパスを出します。
身体の使い方と味方との連携が重要となるパスとなるので、何度も練習してモノにしていくことになります。
④キックパス
ラグビーというと手で投げるパスをイメージしますが、実際にはキックパスも使用します。
パスをする方向に体を向けたら、膝から下の振りだけでボールをキックするイメージでパスを出します。
この時、打点は高くせずになるべく低い位置でキックすることと前に押し出すようにキックすることも重要となります。
この時、ボールを前に少し倒した状態でキックするとより綺麗なストレートのキックパスが出せるようになります。
ロングキックの場合は、押し出すようなイメージではなく、足を振り上げるようなイメージでキックします。
まとめ
今回は、ラグビーを始める小学生、中学生が知っておくべき「パスの種類」について解説してきました。
サッカーやバスケットなどにもパスの種類がありますが、ラグビーの場合はボールの形状が特殊であるがゆえにパスの出し方も一定以上のテクニックが必要です。
お子さんがこれからラグビーを始めるならば、ぜひここで挙げた4つのパスの種類を知っておきましょう。
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