小学生年代からサッカーを習っている子どもは多いですが、実は小学生年代と中学生年代では試合の人数が違う(小学生は8人制、中学生以降は11人制)ため、ポジションの呼び名や役割にも違いがあります。
近年の日本サッカーはレベルが高くなっているため、可能であれば入部前に各ポジションについての理解度を高めておきたいところです。
そこでこの記事では、「中学生になる前に知っておきたいサッカーのポジション」について解説していきたいと思います。
中学生年代におけるサッカーのポジション
それでは、実際にサッカーにおけるポジションの名前と役割を挙げていきましょう。
ゴールキーパー
ゴールキーパーは、各チームに1つしかないポジションで、唯一ペナルティエリア内で手を使うことができます。
自陣側のゴール前に立ち、センターリングやシュートをブロックする役割となります。
センターバック(CB)
センターバックは、キーパーの前にポジションをとる選手で、相手の攻撃的な選手のドリブルやシュートをブロックしたり奪い取ったりする役割となります。
現代サッカーでは、しっかりとボールをパスで繋ぎ前の選手たちに繋げるビルドアップ能力も必要不可欠となってきています。
チームによって2人もしくは3人となります。
サイドバック(SB)
センターバックの脇のポジションがサイドバックです。
サイドラインよりの守備を担当しますが、攻撃時には積極的にオーバーラップして攻撃的な選手をフォローしたり、センターリングを上げたりします。
ボランチ(DMF)
「舵取り」を意味するボランチは、センターバックと攻撃的な選手たちを繋ぐ役割を持っています。
また、守備時にはセンターバックの前のポジションを埋めて敵の侵入を防ぎます。
運動量とテクニックが求められるポジションであるといえます。
ボランチだけでなく、1人で守備に重点を置いたプレーをする「アンカー」であったり、アンカーの少し前にポジションをとるやや攻撃的な「インサイドハーフ」といったポジションもあります。
トップ下(OMF)
トップ下は、ボランチのさらに前にポジションをとる攻撃的な選手が務めます。
後述するフォワードの選手たちにパスを供給したり、自らシューを狙ったりと、攻撃時に中心的な役割を担います。
ウイング(WG)
ウイングは、サイドバックと縦関係になる攻撃的なポジションです。
ドリブルからのセンターリングやカットインしてからのシュートが主な仕事となりますが、相手のサイドバックへのプレスなど守備的な仕事もしっかりとこなす必要があります。
久保建英選手や三笘薫選手などが務める花形ポジションの1つとなっています。
センターフォワード(CF)
センターフォワードは、相手ゴールに最も近いポジションで、体が大きく攻撃の上手い選手やシュートの上手い選手が務めます。
得点をとることが求められますが、相手のセンターバックにプレスをするといったように守備面での仕事もあります。
まとめ
今回は、「中学生になる前に知っておきたいサッカーのポジション」について解説しました。
自分の得意なポジションをなるべく早く見つけ、そのポジションに合ったプレーを武器にしましょう。
ただし、チームによっては、3バックを採用しサイドバックがなかったり、2トップを採用しウイングのポジションがないといったこともあるため、中学生年代では1つのポジションだけでなく複数のポジションを経験すると良いでしょう。
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