地元のバレーボールクラブでプレーしている小学生も多いかと思いますが、他のスポーツと同じようにバレーボールも一定以上の怪我のリスクのあるスポーツです。
怪我をする箇所は他のスポーツと異なる部分もあるため、特別な怪我予防法を実践する必要があるといえます。
この記事では、そんな「小学生のバレーボールで起こりやすい怪我とその予防法」について解説していきたいと思います。
小学生のバレーボールで起こりやすい怪我
それでは、実際に小学生のバレーボールで起こりやすい怪我を挙げていきましょう。
①突き指
バレーボールをしていない人でも、「バレーボール=突き指」といったイメージがありますよね。
スパイクやブロックなどでは、バレーボールが強い力で手に当たるため、当たり所が悪いと突き指となってしまう可能性があります。
突き指をすると、痛みが出るだけでなく指の腫れや変形、変色、熱を持つといった症状が現れます。
場合によってはじん帯が切れてしまうこともあるため、痛みが引かないようならばすぐに病院を受診しましょう。
予防法としては、事前に「テーピングを巻くこと」です。
テーピングを巻くだけでも大幅に指への負担を軽減させることができます。
②足首の捻挫
バレーボールはポジションによってかなりの回数ジャンプするスポーツですよね。
着地に失敗してしまうと、足首を捻挫する可能性が高まります。
軽度の捻挫であれば、湿布を張り数日休めば復帰できますが、中度以上の場合には病院で適切な治療を受け数週間は運動禁止となります。
捻挫してしまったならば、安静、アイシング、圧迫、患部を高くするという「RICE療法」を実践して対処します。
予防法としては、足首のストレッチや筋トレ、足首サポーター、クッション性のあるインナーソールの使用などが挙げられます。
③ジャンパー膝
バレーボールはジャンプする回数が多いスポーツゆえに、「ジャンパー膝」といわれる膝の怪我をするリスクが高まります。
軽度の痛みのうちは我慢してプレーしてしまう人も多いですが、ジャンプ動作によって膝に大きな負担が加わり続けることで症状は徐々に悪化していきます。
我慢し続けると、腱が断裂するリスクもあるため、痛みが出たならばすぐに医療機関を受診するようにしましょう。
予防法は、十分なストレッチと「少しでも痛みを感じたら休むこと」です。
④打撲
中学生以上の年代でも打撲の怪我は送りますが、まだバレーボールの動きが完全に身についていない小学生年代では味方選手同士でぶつかり打撲を負ってしまうケースも多くなります。
打撲に関しては、強く打った部位によってはすぐに医療機関を受診する必要があります。
内臓系に影響のある打撲や頭を打っている際には、見た目の違和感がなかったとしてもすぐに病院を受診しましょう。
もちろん、息苦しさや吐き気、痺れ、皮下出血などがあった際も同様です。
その他の部分であれば、患部を動かさず冷やして固定します。(RICE療法)
予防法については、どの部位を打撲するか事前にわからないといった側面もあるので難しいが、視野を広く保ちながらプレーすることにより周囲の選手との接触リスクを減らすといった対処法くらいといえるかもしれません。
まとめ
今回は、「小学生のバレーボールで起こりやすい怪我とその予防法」について解説してきました。
他のスポーツと同じように怪我のリスクのあるバレーボールですが、突き指やジャンパー膝など特殊な怪我を負うケースも多くなります。
しかし、ここで挙げた予防法をしっかりと行うことができれば、怪我の確率も大幅に減らすことができるはずです。
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