我が子がサッカーに興味を持ったならば、親としてサッカークラブに通わせてあげたくなりますよね。
しかし、我が子の身体能力が同学年の子よりも劣っているとしたならば、「サッカーやらせても活躍できないし」とネガティブな感情になってしまうかもしれません。
結論から先に言えば、サッカーは身体能力が低くても活躍できるスポーツなので、心配する必要はありません。
この記事では、そんな「身体能力が低い子どもでもサッカーで活躍できる理由」について解説していきたいと思います。
なぜ身体能力が低くてもサッカーで活躍できるのか
サッカーというスポーツは、足の速い子や体の大きい子などが活躍しやすいイメージがありますよね。
実際に小学生年代で活躍している子どもの多くは、身体能力が高いといえます。
しかし、サッカーは身体能力の高い子たちと対等に勝負できるスポーツなので、練習次第では試合で活躍することも十分に可能です。
一番大きな理由としては、「ボールを扱うスポーツだから」です。
脳から一番遠い足先でボールを扱うサッカーは、テクニックに大きな差が出るスポーツです。
身体能力が高い子どもは、高いテクニックを身につけなくても試合で活躍できるため、意外とテクニック面の成長が遅い傾向にあります。
その逆に身体能力の低い子どもは、テクニックを磨くことでまるで足に磁石がついているかのようなテクニックを身につける子も多いといえます。
身体能力のある子どもにプレッシャーをかけられても、瞬時に足を伸ばしても届かない場所にボールをコントロールできれば、取られません。
そのため、身体能力のある子と同じような練習メニューをこなすのではなく、テクニック面を重点的に伸ばす練習を心掛けることができれば、数月後~半年後には対等に戦えるようになるでしょう。
実際にプロのサッカーでも、身体能力で劣っていながら一流になっている選手は数多く存在します。
一時代を築いたメッシやイニエスタ、シャビ(現在のバルセロナの監督)は3人とも170㎝程度の身長で、決して身体能力が人より優れていたわけではありません。
現在の日本代表でも、三笘薫選手のような身体能力もあるスター選手もいますが、久保建英選手は決して身体能力に恵まれている方ではありません。
それでは、テクニックを幼少期から磨き続け、一流の選手にまで上り詰めているのです。
サッカーに必要なテクニック
もしも我が子が身体能力で劣っているならば、ボールを扱うテクニックをしっかりと練習させましょう。
・インサイドキック、インフロントキックなど様々なキックを習得する
・速い球、浮き球などを身体のあらゆる部位でトラップできるように練習する
・ボールを常に相手から遠い位置にコントロールしてボールキープする練習をする
・ボールが来る前に必ず首を振って周囲の状況を確認する練習をする
・左右のインサイド、アウトサイド、足裏などを使ってスムーズにドリブルができるように練習する
この5つの練習を重点的に行えば、確実に周囲の子よりもテクニックの部分で秀でることができるでしょう。
もちろん身体能力を高めるような練習も重要ですが、身体能力はどうしても生まれ持った資質が大きいため、なかなか差を埋めることができないものです。
それよりも、身体能力の優れた子にない能力である「テクニック」を向上させた方が試合で活躍できる確率は高いといえます。
まとめ
今回は、「身体能力が低い子どもでもサッカーで活躍できる理由」について解説してきました。
我が子の身体能力が低いと、「クラブに入っても活躍できないし」とネガティブな気持ちになってしまう親御さんもいますが、ボールを扱うテクニックを習得すれば十分に活躍できます。
ぜひ身体能力が高い子が重点的にやっていないテクニック系の練習を意識的にやらせ、子どもの可能性を高めてみてはいかがでしょうか?
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