小学生年代でもバスケット(ミニバス)は非常に人気のスポーツですが、なんといってもシュートが決まった時の気持ち良さは最高ですよね。
ネットにバスケトボールがスパッと入るその音が大好きという人も多いはずです。
しかし、260㎝の高さにある直径45㎝のリングにボールを入れるのは、簡単なことではありません。
特にインサイドではなくアウトサイドでのシュートは、上手い人と苦手な人で大きな差が出てしまうものです。
この記事では、そんな「アウトサイドシュート成功率を高める方法」について解説していきたいと思います。
アウトサイドシュート成功率を高める方法
それではさっそく、ミニバスにおけるアウトサイドシュートのコツを挙げていきましょう。
①ディップを身に付ける
バスケに詳しくない人はあまり聞き馴染みがないかと思いますが、バスケには「ディップ」という言葉があります。
ディップは、「シュートを打つ前に一度ボールを股関節あたりまで下げる動作」のことです。
ディップを癖付けることで、以下のようなメリットが得られます。
・いつでも同じフォームでシュートが打てる
・膝を曲げるためアウトサイドからでもリングに届くシュートが打てる
・リズムに乗ってシュートが打てる
つまりは、ディップを身に付けることでアウトサイドのシュートの精度が大幅に向上するということです。
一見すると余計な動作のようにも感じますが、シュート精度に大きな差が出るため、間違いなく小学生年代で身に付けるべきテクニックだといえます。
②シュートは高く上げ入射角を大きくする
これは物理的な話となりますが、バスケットのシュートは地面と平行になっているリングに対して基本的には浅い角度でボールがリングを通ります。
この角度が浅ければ浅いほどリングにボールが当たる可能性が高まり、リングに当たり得点外側にはね返ってしまうのです。
最もシュートが入りやすいリングへの入射角度は「45度程度」と考えられています。
バスケを観ていて「あ、このシュート入る」と感じるには、大抵この45度前後のキレイな放物線を描いて放たれたシュートです。
もしも子どものシュートが大きな放物線を描いておらず、直線的なシュートになっているようならば、高く上げる意識を持つだけで劇的にシュートの成功率が高まるかもしれません。
「高く上げるとリングにボールが届かない」というケースもありますが、肘をしめて膝を深く曲げバネのようなイメージ(下半身で生まれたパワーを上半身に無駄なく伝えるイメージ)でシュートを打てば、今よりも高くボールは上がるはずです。
普段の練習から、入射角度が45度前後になるように意識しながらシュートするようにしましょう。
③近い位置から徐々に距離を広げていく
アウトサイドシュートが苦手な子どもは、アウトサイドだけを練習しがちです。
しかし、遠い距離のシュートも近い距離のシュートの延長でしかないため、まずは近い距離(フリースローライン程度)から徐々に距離を広げていく練習が効果的です。
NBAの選手などもフリースローラインから始めて、シュートが決まったら1~1.5メートルずつ距離を伸ばしていくという練習を試合前に行ったりします。
小学生も、アウトサイドシュートを練習する前に必ずフリースローラインからのシュートを決めてから徐々に距離を広げていくようにすると、どの位置からも同じような感覚で打てるようになります。
まとめ
今回は、「アウトサイドシュート成功率を高める方法」について解説してきました。
ミニバスにはスリーポイントシュートはありませんが、インサイドはマークも厳しくなるためミドルやアウトサイドシュートが非常に効果的です。
特にガードやスモールフォワードのポジションで出場する選手は、アウトサイドシュートを打つ機会が多くなるはずです。
苦手意識がある子どもは、ぜひここで挙げたポイントを意識しながら練習してみましょう。
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