野球というスポーツは、他のスポーツと同じように「右利きか左利きか」によってプレーの質が変わります。
日本人は右利きが9割程度であるため必然的に右打ちとなることが多いのですが、実は左打ちの方が結果を出している選手は多かったりします。
そのため、「小学生のうちに左打ちに変更する」という選択肢があるのも事実です。
この記事では、そんな「小学生で右打ちから左打ちに変更するメリットと注意点」について解説していきたいと思います。
左打ちで一流まで上り詰めた選手たち
日本人野球選手では、左打ちの選手が超一流といわれる成績を残しています。
・王貞治
・イチロー
・松井秀喜
・大谷翔平
・村上宗隆
このように、偉大な記録を作っている選手の多くは左打者であることが多いのです。
1割ほどしかいないはずの左利き選手が超一流に上り詰めているのを知れば、「僕も左打者になりたい」と思う子どもが出てくるのも当然といえば当然です。
右利きでも左打ちになれる
結論から先に言えば、たとえ右利きであったとしても、左打ちに変更することができます。
実際に右利きであるにもかかわらず左打者として活躍する選手は多いですし、非常に増えてきています。
その理由としては、「左打者は結果を出しやすい」という点と、「ライバルが少ない」という点が挙げられます。
左打者の場合、単純にファーストベースに近いですよね。
そのため、内野ゴロであってもヒットになるケースが多く、安定した打率を残すことが可能です。
左打者は左投手を苦手としていますが、小学生年代ではまったく問題ありません。
なぜならば特に小学生年代では右投げ投手がほとんどであるからです。
単純に小学生や中学生年代では左打者は有利となります。
さらに、プロ野球では左打者も多いですが、中学生年代までは右打者が多いため、ライバルが少ない(左打ちは希少価値が高い)ため、レギュラーをとりやすいといったメリットもあります。
元々右打ちだったとしても、小学生年代であれば左打ちに変更することが可能なので、子どもが今後野球を続ける意思がある野であれば、その選択肢についてしっかりと考えてみることをおすすめします。
左打ちに変更する上での注意点
それでは、実際に左打ちに変更する際に注意しなければならないことを挙げていきましょう。
①子どもの意志を尊重してあげる
まずは「本当に子どもが左打者への変更に納得しているか」をしっかりと判断しましょう。
もしも子どもが100%乗り気ではない状態なのにもかかわらず親が決めてしまうと、子ども自身が本気で左打ちの練習に取り組めない可能性が高まります。
そのため、左打ちへの変更は子どもとしっかりと話し合い、そのメリットとデメリットをよく理解させた上で決断するようにしましょう。
②モノにするまでに長時間かかることを覚悟しなければならない
右利きの子どもが左打ちに変更するのは、簡単なことではありません。
最初の1週間はバットにボールを当てることもできないかもしれません。
1ヶ月~2ヶ月は、多少ボールに当たるようになっても飛ばせなかったり、ヒット性の当たりが出なかったりもするでしょう。
なにより、強い違和感を感じながら打ち続けることになるため、精神的ストレスが非常に強くなるはずです。
まとめ
今回は、「小学生で右打ちから左打ちに変更するメリットと注意点」について解説してきました。
小学生年代は右投げがほとんどであるため、左打者に変更することでレギュラーがとりやすくなったり、安打が増えたりといったメリットが得られます。
大谷翔平選手やイチロー氏のように超一流の左打者が多いのも希望となるはずです。
ただし、左利きへの変更にはかなりの時間と努力が必要となることだけは理解しておきましょう。
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