中学生年代のサッカーでは、小学生年代の4号球から5号球に変更になるものの、筋力も大人に近づくため強いシュートを打つことができるようになります。
しかし、小学校低学年から4年生くらいまでの年代では、たとえ4号球であっても強いシュートを打つことができない子も大勢います。
シュートはコースを狙うことでゴールを奪えることもありますが、やはり強いシュートが打てた方がより活躍できるものです。
この記事では、そんなサッカーでシュートが決まらない小学生がやるべき「強く蹴る練習」と「試合でシュートを決めるコツ」について解説していきたいと思います。
強いシュートを打つコツ
8人制サッカーでFWやMFでプレーする機会が多い子どもは、試合中にシュートチャンスが巡って来ることも多いですよね。
しかし、冒頭で挙げた通り強くシュートを打てない子はGKにキャッチされたりパンチングされたりして、なかなかゴールを決めることができないものです。
そこでまずは「強いシュートを打つコツ」をいくつか挙げていきましょう。
①重心を低くかかとから踏み込む
小学校低学年の子どもや筋力の少ない3~4年生の子どもは、どれだけ助走を付けても遠くに飛ばせないケースが多いです。
しかし、実は重心を低くしてかかとから踏み込むだけで飛距離を大きく伸ばすことができます。
もちろん、軸足の置く場所(ボールの真横、助走を付ける際はやや後方)を徹底して蹴ることは必須ですが、重心を低くしてかかとから踏み込むことで体のパワーがボールにしっかりと伝わります。
ペナルティエリアの線くらいからなら、しっかりとゴールの上の方にシュートが放てるくらい威力が付くはずです。
②ボールを「押し出すイメージ」でシュートを打つ
サッカーボールを強く遠くに飛ばしたいと思うならば、ボールを前に押し出すようなイメージで蹴ることが重要です。
ボクシングで説明してみましょう。
ミットを持ったトレーナーが「ジャブ!ストレート!」といったように指示を出しますが、素人の場合はミットに拳が当たる瞬間に力がMAXになるようにパンチを出します。
しかし、これでは「パン!」と良い音はするものの、重いパンチ(要するに強いパンチ)にはなりません。
最も重くて強いパンチは、ミットの10㎝奥にもう1つミットがあって、そのミットに当てるようなイメージで実現できます。
目標物(サッカーならばボール、ボクシングのトレーニングならミット)に当たって瞬間に押し出すようなイメージを持つことでしっかりとパワーが伝わり、強いシュートが打てるようになるのです。
実際の試合でシュートを決めるコツ
前述した2つのコツを実践すれば、間違いなく今よりも強く遠くにシュートを打つことができるでしょう。
しかし、実際に試合ではフリーでシュートを打てるチャンスは限りなく少なく、大抵は体勢が崩れた状態でシュートを打つことになります。
そのため、フリーな状態でのシュートが強く打てるようになったならば、次は様々な体勢でシュートを打つ練習をしましょう。
・ボールを手で上げて胸トラップやももトラップをしてすぐにシュートを打つ
・片側から軽くマークについてもらい、腕でそのマークを押さえながらシュートを打つ
・前からや横からだけでなく、斜め後ろからのパスをトラップしてシュートを打つ
・パスを出してもらい、ダッシュでワントラップしてなるべく早くシュートを打つ
このようなシュート練習を繰り返し行うことで、実際の試合でシュートを決められるようになっていくことでしょう。
まとめ
今回は、サッカーでシュートが決まらない小学生がやるべき「強く蹴る練習」と「試合でシュートを決めるコツ」について解説してきました。
サッカーの試合でシュートを決めるためには、「強いシュートを打つこと」と「体勢が崩れた状態でもシュートが打てること」がとても重要です。
ぜひここで挙げたコツを実践し、試合でたくさんゴールを決めちゃいましょう。
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