ブライトンの三笘薫選手やレアル・ソシエダの久保建英選手を筆頭に、2024年現在日本代表には多くのスターがいますよね。
彼らに憧れサッカーを始める小学生も非常に多いはずです。
そんなサッカーを始めたばかりの小学生は、まずトラップやインサイドキックなどの基本を習得していくかと思いますが、ある程度身についてきたならばあるテクニックを積極的に練習すべきです。
それが「ボールキープ」です。
この記事では、そんなサッカーを始めたばかりの小学生が習得すべき「ボールキープ」のテクニックについて解説していきたいと思います。
サッカーを習い始めてもすぐに辞めてしまう子も多い
サッカーを始めた小学生の中には、1ヶ月や2ヶ月程度で辞めてしまう子もいます。
小学校1年生や2年生で多いのが、習う前までは遊びで来たボールを思い切り蹴って楽しんでいたにもかかわらず、サッカークラブに入ったら思い切り蹴るスポーツではないと気が付くケースです。
「蹴るスポーツ」というイメージは合っていますが、サッカーは「ボールを足で扱い味方に繋ぐスポーツ」という本質があるため、「思い切り蹴ること」に強い興味がある子どもはサッカークラブのサッカーがつまらなく感じてしまうのです。
また、サッカーの本質自体は理解できても、「全然味方にボールを繋げないからつまらない」というケースも多いです。
習いたてでテクニックが未熟なので当然なのですが、成功体験が得られなければ面白さを感じることができないですよね。
実は味方に繋ぐためのトラップやインサイドパスをしっかり習得したとしても、意外と試合や練習で上手に味方に繋ぐことは難しかったりします。
なぜならば、「サッカーは相手からのプレッシャーが激しいスポーツ」だからです。
習得したトラップやインサイドパスも、相手からの激しいプレッシャーを感じながらだと上手くできないものです。
ボールキープができるようになると劇的にサッカーが面白くなる
冒頭で挙げた「ボールキープ」というテクニックは、その名の通り相手にボールを取られずにボールを足でコントロールしキープするものです。
このテクニックを習得すると、試合や練習でボールに触れる時間が長くなるため、必然的にサッカーが楽しく感じられるようになります。
逆にトラップやインサイドキックといった基礎をたくさん練習したとしても、試合や練習では守備のプレッシャーに負けてすぐにボールを奪われ、サッカーがつまらなく感じてしまうでしょう。
具体的なボールキープの仕方
サッカーを始めたばかりで、ある程度トラップやインサイドキックが習得できたならば、以下のようなボールキープの練習を積極的に行いましょう。
もしもサッカークラブで教えてもらえないようならば、親御さんが休日などに教えてあげても良いかもしれません。
①相手とボールの間に自分の体を入れる
まずはボールキープの大前提です。
それは、「相手とボールの間に自分の体を入れること」です。
自分がボールを持っている時、当然ながら相手選手はそのボールを奪いに来ますよね。
この時、正対(向かい合った状態)だと相手は足を伸ばせばボールに届くため、すぐにボールを奪われてしまいます。
しかし、相手選手とボールの間に自分の体を入れることで、足を伸ばしてもボールが奪えない状態となります。
まずはこの原理をゆっくりと教えると良いでしょう。
この時、自分自身はボールに体を向けていて、相手に背中側を見せる形にします。(もしくは利き足とは逆側の体の側面を相手に向ける)
②腰を落として相手選手を体でブロックする
単純に①のように体をボールと相手の間に入れるだけではではまだ不十分です。
相手は必死にボールにアプローチしてくるからです。
そのため、腰を落として体で相手選手をブロックしながら、遠い方の足でボールをコントロールします。
最初のうちはブロックするだけで精一杯で、ボールを上手くコントロールできないかもしれません。
しかし、相手にボールを取られない時間は確実に長くなるため、サッカーが楽しくなっていくはずです。
上手い選手たちは、ファウルにならない程度に手を使いながら(相手の二の腕を手で抑えると相手は飛び込みにくくなる)ボールをキープします。
パパと公園で練習することも可能です。
大人の力でプレッシャーをかけるとさすがにすぐにボールを奪えてしまうので、手加減しながらボールキープの感覚を磨いていきましょう。
まとめ
今回は、サッカーを始めたばかりの小学生が習得すべき「ボールキープ」のテクニックについて解説してきました。
サッカーの基本はトラップやインサイドキックですが、ボールに触れる時間を長くするためには「ボールキープ力」がとても大事です。
ボールキープができるようになれば、サッカーが楽しくなり、長期間続ける可能性も高くなることでしょう。
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