団体スポーツには必ずといっていいほど「ポジション」が存在します。
同じスポーツでありながらも、ポジションが違うだけで役割が大きく異なるのも団体スポーツの魅力の1つだと考えられます。
しかし、まだ自己分析力が低い小学生の場合は、悩みのタネとなってしまう可能性もあります。
「僕はどのポジションが向いているの?」と悩んでいる小学生も多いのではないでしょうか?
この記事では、そんな「小学生野球のポジション別適正」について解説していきたいと思います。
自分に合ったポジションでプレーできれば上達も早い
自分の能力に合った仕事ならば活躍しやすいように、小学生の野球においても子ども自身に合ったポジションでプレーすれば活躍できる可能性は高まります。
特に運動神経が急速に発達していく「ゴールデンエイジ(6歳~12歳)」の年代では、一気にその能力を高めることが可能なのです。
「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、好きなことには自然と没頭でき、上達も早まります。
そのため、子どもの適正ポジションを見つけ楽しさを感じてもらえれば、自然と上達は早まるわけです。
小学生野球のポジション別適正
それでは、ここからは具体的に「小学生野球のポジション別適正」を挙げていきましょう。
①ピッチャー
まずは野球で最も花形と言われる「ピッチャー」のポジションです。
・肩が強くスピードのあるボールが投げれる
・思った通りの場所に投げられる
・体が華奢ではない
・負けず嫌い
この4つのうち2つ以上当てはまっていれば、ピッチャーへの適正があると判断しても良いでしょう。
②キャッチャー
・下半身が強い
・一定以上の肩の強さ
・精神的な強さ
・視野が広く周囲の変化によく気づく
この4つのうち2つ以上当てはまっていれば、キャッチャーへの適性があると判断できます。
③内野手
内野のポジションは、「ファースト」「セカンド」「ショート」「サード」の4つに分かれます。
ファーストであれば、「他のポジションからの送球が乱れても補給できるテクニック」や「体の柔らかさ(特に股関節)」、「背が低くない」といった特徴があると良いでしょう。
セカンドは、ファーストから近いため肩が弱くてもOKで、「打球を取るのが上手い」という適性があればプレー可能です。(俊敏性があれば尚可)
ショートに関しては、内野の中でも花形といわれるポジションで、グラブコントロールや俊敏性などが他の子どもよりも優れていれば適していると判断できます。
ファーストから距離もあるポジションなので、肩の強さも必要です。
サードに関しては、肩の強さも必要ですが、右打者が引っ張った時に速い打球が飛んでくる可能性が高いポジションとなるため、「ボールを怖がらない精神的な強さ」や「瞬発力」といったものも必要となります。
④外野手
外野手のポジションは、「ライト」「センター」「レフト」の3つに分かれています。
ライトに関しては、外野の中で唯一フライではなくゴロの打球が多く飛んでくるポジションであるため、強いゴロの打球を捕球するテクニックが必要です。
もちろん、フライのキャッチングテクニックや、落下地点に速く入れるスピードも必要です。
センターについては、フライの捕球や肩が強いといった適正だけでなく、ライトとレフトとの連携が取れるコミュニケーション能力も必要です。
声が大きくどちらが捕球すべきかを声掛けできるタイプの子どもが適しているといえるでしょう。
レフトに関しては、最もフライが飛んでくるポジションであるがゆえに、フライの捕球に自信がある子どもに向いています。
サードやセカンド、ホームがそれほど遠くないので、肩はそれほど強くなくても大丈夫です。
まとめ
今回は、「小学生野球のポジション別適正」について解説してきました。
もしも子どもが自身のプレーポジションに悩んでいるならば、親御さんが子どもの特徴を見極めてアドバイスしてあげても良いかもしれません。
もちろん、最もおすすめなのは「子どもが楽しいと思えるポジション」です。
どのポジションであっても違った楽しさがあるので、ぜひそうした各ポジションの魅力を伝えてあげましょう。
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