スポーツをするための筋肉を作りたい人には、欠かせない存在になっている「プロテイン」。
しかしながら、体の発達が未成熟な小学生のお子さんに与えてもよいのかと、不安に思っている保護者の方は多いのではないでしょうか。
小学生にプロテインって大丈夫なの?
「筋肉がつきすぎると身長が伸びなくなる」と聞いたことはないでしょうか。しかし、それは大きな誤解です。小学生の期間は成長期に当たり、摂取したタンパク質は身長を伸ばすことに優先されます。
ですから、プロテインからタンパク質を摂取しても、筋肉ムキムキになることはありませんし、それによって身長が伸びなくなることもありません。
また、プロテインは薬ではなく、栄養補助食品です。基礎疾患などの心配がない健康な子どもの場合、プロテインを飲んでも問題はありません。
プロテインの種類と飲むべき時期
プロテインに配合されているタンパク質の種類には、牛乳由来の「ホエイプロテイン」と豆由来の「ソイプロテイン」があります。成長期にある小学生には、吸収がゆっくりで、大豆サポニンなどの健康成分も摂取できる「ソイプロテイン」がおすすめです。
また、プロテインを摂取するタイミングは、トレーニング後がおすすめです。トレーニング後は、筋肉に蓄えられているエネルギー源であるグリコーゲンが消費された状態です。トレーニング後の早いタイミングでプロテインを摂取することで、効率良くリカバリーを行えます。
小学生にはジュニアプロテインがおすすめ
大人が飲むプロテインを小学生が飲んでも問題はありませんが、栄養素を必要以上に摂取してしまう可能性もあります。大人用のプロテインを活用する場合は、お子さんの体格や体重に合わせて、プロテインの量を調整するようにしましょう。
また、小学生のお子さんには、成長期の栄養サポートに適した「ジュニアプロテイン」もおすすめです。「ジュニアプロテイン」には、成長期のカラダづくりに役立つカルシウムや、その働きを助けるビタミンDなどが強化されていることが特徴です。
小さなお子さんが好むココアやフルーツなどの味付けになっていることが多いので、好みに合わせたジュニアプロテインを選んであげましょう。
栄養補給の基本はバランスの整った食事
ただし、プロテインの目的はあくまでも栄養補助です。成長に必要な栄養をきちんと採れるような食生活を心掛け、足りない栄養素をプロテインで補うようにしましょう。
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