「我が家の布団ダイビング」

 現在サッカーでは子どもにヘディングさせることが世界中で問題になっていますが我が息子にサッカーを教えていた時期にはそういったことはございませんでした。最初は我が息子もヘディングを怖がっていましたが、あるトレーニングをしてから怖がらなくなったのでそのトレーニング方法をご紹介します。
 そのトレーニング方法は私が考えたのではなく偶然生まれたのです。夏休みに家族でプールに遊びに行ったときでした。私がふざけてビーチボールを息子の頭にぶつけていたら息子が喜び始めて、私が投げるビーチボールをヘディングで返すようになったのです。そのとき私は「ビーチボールなら怖くないんだな。」と思ったことを覚えています。たまたまそのプールは飛び込みが禁止ではなかったので息子は飛び込みながらビーチボールをダイビングヘッドして喜び始めたのです。この時息子は飛び込むまでボールをしっかり見つめビーチボールをきちんと額でヘディングしていたのです。これには私も驚きました。偶然ではありますが理想的なフォームで息子はヘディングしていたのです。しかも恐怖感無しで…。これを見た私は帰宅してからトレーニングを試してみました。
 部屋に布団を敷き、ボールはビーチボールから柔らかいゴム製のものに代えました。そこでダイビングヘッドごっこを始めたのです。すると息子はプールのときと同様に、喜んで布団の上でダイビングヘッドをやり始めました。ヘディングも痛くないので楽しそうですが、布団に飛び込むのが楽しいようでとても喜んでトレーニングできました。的を作ってそこにヘディングしたボールを当てるようにするとさらに盛り上がりました。その後、ボールを徐々に固くし最後には普段のサッカーボールにたどり着きました。そのころにはヘディングが得意になっていました。額にボールを当てることに恐怖感がなくなると随分と簡単にヘディングできるようです。またヘディングだけのリフティングも30回以上できるようになっていました。その頃もヘディングが苦手な子どもが多かったため、我が息子は背が低いにもかかわらず、ヘディングが得意というセールスポイントを持つことができたのです。試合でもコーナーキックではポイントゲッターとしてゴール前に陣取り得点するほどになっていました。
 現在、ヘディングは頭への衝撃が強いので幼い時からヘディングする必要性が問われています。ですのでトレーニングを始めるタイミングはよく考えて始めてくださいね。ただ、ビーチボールなどの柔らかいボールなら衝撃もほとんどないので安心です。どのようなトレーニングにおいても、とにかく楽しんでトレーニングするということが大切なのではないでしょうか。「我が家の布団ダイビング」トレーニング、ヘディングが苦手なお子様には一度試されてはいかがでしょうか?

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