サッカー選手として上を目指す小学生に重要な「ゴールデンエイジ」のトレーニング

小学生

2023年は日本サッカーが大きく躍進した1年でしたよね。

特に6月以降は世界的強豪のドイツ代表を筆頭にトルコ代表やカナダ代表などに圧勝し、8連勝を達成しました。

FIFAランキングでは17位に順位を上げていて、久保建英選手や三笘薫選手、冨安健洋選手などは欧州でも大活躍しています。

そうした日本サッカーの躍進によって、「僕もプロを目指したい」と考える小学生は増えています。

しかし、サッカーのプロを目指すといっても、小学生年代ではサッカーだけを集中して練習するのはNGです。

なぜならば、小学生年代は「ゴールデンエイジ」と呼ばれていて、神経系の発達が最も進む時期だからです。

この記事では、そんなサッカー選手として上を目指す小学生に重要な「ゴールデンエイジ」のトレーニングについて解説していきたいと思います。

目次

小学生年代においてサッカーだけを練習することで起こる弊害

日本では、1つのスポーツで成功するためにそのスポーツに没頭させるような教育を行う人が多いですが、欧米では違ったアプローチをしています。

それは、小学生年代では複数のスポーツを学ばせるというものです。

サッカーとバスケット、アイスホッケーといったように最低でも3つのスポーツを学ばせて、運動神経を伸ばしています。

たとえば小学生年代でサッカーだけを学ばせたならば、限られた動きしか行わないために神経系統が広がっていきません。

小学生、中学生くらいの年代であればサッカーの技術だけでも人より秀でることができますが、高校生以上の年代になってくると身体能力やアスリート能力が非常に重要になっていきます。

そのため、「中学生くらいまでは学校で1番活躍できていたのに、高校生になったらレギュラーにも入れなくなった」といったケースが起こってしまうのです。

ゴールデンエイジは様々なスポーツを体験して運動神経を養うべき

子どもの運動神経が著しく向上していく期間は、「ゴールデンエイジ」と呼ばれています。

5歳~9歳ころまでは「プレ・ゴールデンエイジ」、10歳~12歳は「ゴールデン・エイジ」と呼ばれています。

この時期には、様々なスポーツを積極的に実践し、あらゆる身体の動きを経験すべきです。

その動きによって神経系が発達していき、身体能力や運動神経が良くなっていくわけです。

たとえば世界でも屈指のストライカーであるバルセロナのレヴァンドフスキ選手は、子どもの頃に柔道を軽く習っていたことがあるそうです。

また、日本代表のエースである三笘薫選手も、サッカーだけでなく陸上やテニス、卓球など様々なスポーツを経験したそうです。

サッカーにおすすめのスポーツや遊び

それでは、具体的にサッカー選手として上を目指すために有効な運動をいくつか挙げていきましょう。

鬼ごっこ、ドロケー

単純に走るという動作だけでなく、「止まる、ダッシュする」といった動きもありますし、「左右どちらに逃げるか」という判断能力や「フェイントをかける」といった駆け引きの感覚も学ぶことができます。

遊びながら運動神経を養えるので、小学生年代の子どもにおすすめです。

バスケットボール

バスケットボールはサッカーとは違い手でボールを扱うスポーツですが、サッカーの上達に繋がる動きが多いスポーツです。

「相手の重心を見極めてディフェンスする」といった判断力とアジリティが養えますし、「ジャンプする」といった基本的な動きから「着地後の素早い動き(瞬発力)」も養えます。

また、空間把握能力も養えるので、パスを出すセンスも身につきます。

水泳

水泳では、心肺能力の向上の他にも柔らかい筋肉が身につくというメリットがあります。

身体の様々な部位を動かす「連動性」を養うこともできます。

まとめ

今回は、サッカー選手として上を目指す小学生に重要な「ゴールデンエイジ」のトレーニングについて解説してきました。

サッカーというスポーツで活躍したいのであれば、当然ながらサッカーに関わるスキルを多く習得していく必要がありますが、それだけでは高校生年代以降で苦労します。

もしも子どもが「プロを目指したい」といった強い意志でサッカーをしているならば、サッカーだけでなく様々なスポーツを体験させてあげましょう。

そうすることで、身体能力や運動神経が向上し、高校生年代以降も活躍していけるはずです。

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